戸田壽一・成郎育英財団、2025年度助成事業の公募は9月1日から

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団が、2025年度「児童福祉に関する活動費助成事業」の公募を発表しました。助成の機会が訪れました。この公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団による事業は困難を抱える東京都内の子ども・若者を支援する非営利法人をサポートしていくというもの。今回は同財団の設立理念から応募条件、選考プロセス、注意点に至るまで、申請を検討する上で必要な情報をご紹介していきます。

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戸田壽一・成郎育英財団、財団の背景と理念

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団は、2017年12月に一般財団法人として設立され、2021年に公益財団法人へと移行しました。同財団は、東京都を拠点に子ども・若者を支える非営利法人の活動を支援し、未来ある人材の育成を目指す公益財団法人です。

財団の根底にあるものは?

徳育の精神を重視する深い理念と、教育・就業・自立支援を中心とした助成活動を通じ、誰もが希望を持って歩める社会づくりに貢献しています。

設立の根底にあるのは、「高い志を持ちながらも、さまざまな事情により進学や自立を断念せざるを得ない子ども・若者に対し、創造性や自立心を育む支援を行うこと」という明確な理念です。さらに、財団は古来より重視されてきた「徳育」の精神を大切にしており、知識やスキルだけでなく、人間性に富んだ社会人としての成長を支える長期的支援を続けています。

財団を支えるているのは?

代表理事を務めるのは、株式会社T8代表取締役社長の戸田成郎氏。T8は保育、教育、不動産など幅広い分野で事業を展開しており、同社が港区で運営する小規模認可保育園「港南あおぞら保育園」では、0〜2歳児に対して家庭的な保育を実践。この姿勢は財団の理念と深く結びついています。戸田成郎氏のこうした社会貢献活動は高く評価され、2023年9月には紺綬褒章を受章しています。また、財団の名にもある戸田壽一氏は、日本初の警備保障会社を設立したセコム株式会社の共同創業者です。社会に「安心」を届けた彼の志は、今もなお財団の支援活動に生き続けています。

代表理事のメッセージ

同団体のウエブサイトには代表理事からのメッセージが掲載されているので、ここに引用してご紹介いたします。

我々公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団は、これからの日本の未来を担う子供達へ、正しい精神と教育の在り方を伝統として、お伝えしていく事を目的に設立をさせて頂きました。昔より日本で脈々と伝承されてきた徳育を大事にし、多くの子供達が立派な社会人となる為のお役に立てる様、一所懸命の精神で活動をして参ります。

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団
代表理事
戸田 成郎
出典:公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団ウエブサイト

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の助成事業

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の助成事業は、東京都に拠点を置き、25歳以下の若者の教育・就業・自立支援を行う非営利法人を対象とし、最大100万円の活動費を提供するというものです。経済的・社会的困難を抱える若者を対象に、徳育の精神に基づく支援を長期的に後押しすることを使命としています。

同団体の助成を通じて、子どもたちが日々の生活に安心感を取り戻し、将来自立して社会で生きていくための基盤を築くこと。そして、一人ひとりが持つ夢や目標に向かって挑戦できる機会を創出すること。それが、この事業が目指すゴールであり、日本の未来をより良くするための健全な人材育成への貢献であると財団は考えているといえるのではないでしょうか。

助成事業の概要

ここでは2025年度の助成概要をご紹介しましょう。募集開始は2025年9月1日で、締切は9月30日。郵送にて必着となります。

2025年度の応募対象となる法人

次の3つの条件を全て満たす東京都内の非営利法人が応募可能です。

  1.  特定非営利活動法人(NPO法人)、社会福祉法人などの法人格を有すること
  2. 主たる事務所が東京都内にあること
  3. 助成対象事業を東京都内で実施すること

助成の対象となる事業

以下のいずれかに該当する、25歳以下の若者への教育・就業・自立支援事業で、2026年12月31日までに完了することが条件です。具体的には次のとおりとなります。

1. 社会的養護下の若者への支援

例:児童養護施設、自立援助ホーム、母子生活支援施設などの在籍者・退所者への支援

2. 経済的困難を抱える家庭の若者への支援

例:生活保護世帯、ひとり親家庭、多子世帯などの若者への支援

3. その他、家庭での養育が困難な若者への支援

例:保護者の病気や精神疾患、虐待などの事情を抱える若者への支援

助成金額と制限

  • 1法人あたりの上限額は100万円。
  • 同一年度に応募できるのは1事業のみであり、最も効果が期待される事業に絞って応募する必要があります。

助成対象外となる事業もあります

申請前には、以下の条件に該当しないか確認してください。次のような場合には助成対象となりません。

  • 営利目的の事業
  • 一般管理費や助成事業に直接関係ない備品購入を主目的とする事業
  • 政治・宗教活動を伴う事業
  • 公序良俗に反する内容
  • 反社会的勢力と関係のある法人による活動
  • 原則として、前年度に同財団から助成を受けた事業

応募から助成金交付までの流れ

次に応募から助成が決定し、助成金が交付されるまでの流れを見ていきましょう。

応募期間

2025年9月1日(月)〜9月30日(火)必着(郵送のみ)

※締切日必着なので、郵送時の到着確認が重要となります。

提出書類一覧

  • 助成金応募申請書
  • 法人または事業の概要
  • 助成事業計画書
  • 収支予算の根拠資料
  • 定款
  • 役員名簿
  • 履歴事項全部証明書(3ヶ月以内)
  • 直近3年分の決算書、事業報告書、活動実績のわかる資料

※提出書類については必ず募集サイトなどでご確認ください。

選考と通知、助成後の義務

選考結果は2025年12月中旬に全応募者へ個別に通知されます。また、採択された団体と事業名は財団のウエブサイトで公表されます。助成金の交付は2025年12月下旬を予定しているとのこと。助成され、事業が完了した後の義務として、報告書の提出と報告会の出席が必要です。

  • 2027年5月31日までに「助成事業完了報告書」(領収書添付)を提出
  • 2027年7月に開催予定の事業報告会へ、助成対象団体の担当者が出席

問い合わせ・申請書類送付先

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団 事務局
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-38-1 INBLOOM 2階
公式ウエブサイト
https://www.t1176foundation.or.jp/
※問い合わせは原則Eメールにて受け付けています。

2024年度の助成先企業一覧

おわりに

この助成事業は、困難な環境にある若者が未来に希望を持ち、自立を目指すための一助となるだけでなく、彼らを日々支える非営利団体にとって活動の発展や安定化につながる貴重な機会です。財団の理念と目的をしっかり理解した上で、計画性と実行力を備えた事業での応募が期待されます。

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