2005年の衆議院選挙に自由民主党の公認で出馬し、初当選。一度は落選するものの、返り咲き、現在は5期目となっているのが衆議院議員の木原誠二さん。自民党幹事長代理・政調会長特別補佐でも木原誠二さんはどんな議員なのでしょうか。政治家、特に国会議員は、どんな貢献を私たちにしてくれるのか、その政策で評価したいものです。木原誠二さんの政策などをみていきます。
木原誠二さんの5つの政策
木原誠二さんのホームページに書かれている政策は以下の5つです。
- 人間中心の持続可能な資本主義の構築
- 「高齢者」も「若者」も「子ども」もの社会保障改革
- 地域の暮らしを改善するデジタル化の推進
- 自然災害や感染症に強い、国民を守れる国づくり
- 世界を主導するソフトパワー外交
それぞれの政策について、詳細を見ていきましょう。
人間中心の持続可能な資本主義の構築
従来の資本主義は、国家規模プロジェクトや大企業から資本を投下し、そこから中小企業、地域に資本を循環させるという「ダムの理論」が主流でした。しかし、現代ではこの理論はうまく機能しなくなってきており、流れを逆にする「噴水の理論」が必要になってきています。「噴水の理論」により、「儲ける」から、「儲けた上で、その儲けを適切に配分」する必要があります。
また、中小・小規模事業者の活力最大化のため、低価格での体力消耗競争から、高付加価値経済への展開を図る必要もあります。安価な製品を提供する海外との競争のためは、経済安線保証を強化と、成長を導き出すための無駄のないインフラ整備が必要です。
財務省出身でありイギリスの大蔵省に出向した経験から各国の最先端の経済政策に詳しく、また、岸田政権にも近い木原誠二さんであればこその、実現性の高い政策といえます。
「高齢者」も「若者」も「子ども」もの社会保障改革
従来、社会保障制度というと、高齢者を中心とした政策であると思われていましたが、昨今の少子化などの人口構造の転換やデジタル化・データ化の進展等に配慮し、木原誠二さんの政策は、社会全体としての社会保障制度の維持を目的とした政策です。
特に、社会全体で社会保障制度を支えるためには、子どもたちへのケアが重要です。そのために木原誠二さんの政策では、子育て・教育支援の充実、育休制度の促進など子育て支援の充実を目指しています。
また、地域主導の「活力ある健康長寿社会」の実現のために、木原誠二さんの政策では、地域における住まい、医療、介護、予防、生活支援を一体化・連携させる「地域包括ケアシステム」を強化してくとしています。
これらを支えるために、デジタル技術とデータを活用したインフラを整備し、新たな予防・医療・介護・年金制度として、例えば、個人が生涯にわたって自らの医療・健康情報を管理できる体制を目指しています。
木原誠二さんの社会保障制度に関する政策は、大蔵省での経験を活かし、公的資金だけでなく民間の資金を投入し、全世代で制度を支えた上で、国民一人ひとりが利用しやすい制度を目指しています。
地域の暮らしを改善するデジタル化の推進
人口減少が続く日本では、地方における生活水準の維持が問題となっていますが、木原誠二さんの政策では、少子高齢化・人口減少時代においても地域での豊かな暮らしを実現するため、MaaS、遠隔医療、遠隔教育の実現や5Gの地方からの早期全国展開などにより、地方でも豊かな暮らしを維持するための取り組みを目指しています。
また、地方でもさらに便利な行政サービスを受けられるように、木原誠二さんの政策では、各種手続きを一つのポータルサイトや窓口で完結させるとともに、一人ひとりに適した行政サービスを携帯電話にメッセージサービスで届けるなどプッシュ型行政を実現します。
急激なデジタル化は、特にスマホやパソコンが苦手な方に対して不利益を生じさせることになるので、木原誠二さんの政策では、デジタル支援員の地域配備や郵便局や公民館の活用、更には学び直しの機会の確保など、「人に優しいデジタル化」を推進することとしています。
自然災害や感染症に強い、国民を守れる国づくり
日本は災害が多い国であり、災害への対処は国策としてとても重要です。
木原誠二さんの政策では、国民の命・暮らしを守ることのできる強靱な国づくりを目指しています。
まずは防災・減災対策として、防災・減災、国土強靱化のための緊急対策を着実・迅速に進めるとともに、様々な自然災害時にもライフラインを維持できるよう、電力、道路・鉄道・空港・港湾などの交通・物流インフラの強靱化に取組むこととしています。
自然災害の大型化の原因の一つは地球温暖化と言われています。この地球温暖化を食い止めるため、木原誠二さんの政策では、2050年カーボンニュートラル実現に向けて総合的な対応を進めていくこととしています。
感染症対策の強化としては、検査体制の充実、民間医院中心の我が国においても危機時に病床を機動的に動員できる仕組み作り、PL4施設を含めた感染研究所の体制強化、国と地方の権限配分の明確化と強化など、感染症対策の強化に努める政策となっています。
世界を主導するソフトパワー外交
デジタル化や交通網の整備により、世界はかつてないほど狭くなっており、政治として外交はかつてないほどの必要性に迫られています。
木原誠二さんは、豊かな国際経験に基づき、世界を主導するソフトパワー外交を政策としています。
まず、日米同盟の維持と共に、基本的価値を共有する国々との連携を強化するとともに、SDGsや気候変動など国際社会のルール形成に主導的役割を果たしていきます。
木原誠二氏さんの考える外交の基本は「敵を少なく、仲間を多く」です。日本はマンガ・アニメ分野において世界のリーダーであり、木原誠二さんは、文化芸術等によるソフトパワー外交を政策としています。
その他、災害を減らすための地球温暖化を防ぐための政策と関連するために、SDGs・気候変動等国際社会のルール形成の主導、また、持続的な地球環境の維持のためにも核軍縮・不拡散を主導するとしています。
まとめ
木原誠二さんの政策は、同氏の経験を最大限に活かし、外交と経済が融合させて新しい日本を作るための素晴らしい政策となっています。高齢者だけではなく若者への配慮もされている政策は、今後の日本にとってもとても重要だと思われます。木原誠二さんの政策は、時代の日本を作るために欠かせない内容になっているはずです。