最低限備えておこう!防災グッズの定番と保管方法

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先日、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の大きな地震があり、東北地方だけでなく関東地方でも大規模な停電が発生しましたね。避難所などに避難するほどの深刻な事態にならずとも、電機や水道、ガスなどのインフラが途絶えた場合、復旧までに1週間以上かかる場合もあります。そんなときのために、日頃から防災グッズを用意しておくことがとても大切です。今回はそんな最低限備えておきたい防災グッズと保管方法についてご紹介します。

防災グッズの定義とは?

防災グッズとは、災害時に利用したり、通常の状態に復旧させるために使うグッズのことを指します。家庭で必要な防災用品として、非常用食料、調理器具や給水器具、簡易医療セット、灯火類などが挙げられます。

大規模地震などの災害が発生した場合、停電や断水が起こったり、道路やライフラインが寸断されたために物資が途絶えたりする場合があります。都市部でも、人口の多さや昼夜の人口差のために、必要な物資が行き届かないことも考えられます。特に震災直後は公的機関による支援体制が整うまでにしばらくかかることが予想されるため、各家庭でも、最低限必要な水・食料などを備えておくことが必要となります。

防災グッズの定番を知りたい

災害に備えて用意すべきなのは、「非常持出品」と「非常備蓄品」の2種類です。

非常持出品の定番グッズ

「非常持出品」は、避難場所まで無事にたどり着くこと、避難場所で心身を休めることができることを目的にしたものになります。避難場所まで無理なく持って歩ける重さかどうかを確認しましょう。

■飲食物

飲料水・軽食(即席麵、ビスケット、飴・チョコレートなど)

※小さい子供がいる場合はミルクや哺乳瓶も必要です。

■救急用品

絆創膏、消毒液、ガーゼ、体温計、はさみ、脱脂綿、三角巾、包帯、タオル、ピンセットなど。

※持病のある人は常備薬が必要です。また、処方箋などのコピーを用意しておくと良いでしょう。

■懐中電灯、ラジオ

懐中電灯、小型のラジオ、乾電池など

■生活用品

衣類、下着など。冬季や寒冷地では毛布、防寒着、使い捨てカイロなども

ティッシュ、ウェットティッシュ、タオル、ビニール袋 ・生理用品、オムツなど

予備のメガネ、はさみ、マッチ、ろうそく、軍手など

※避難所への避難を想定した場合、耳栓とアイマスクも必須アイテムになります。避難所では震災への不安とプライベートのない環境から不眠になりがちです。避難生活において重要なのは少しでも心身を休めること。音や光を遮断できるグッズは避難所生活に欠かせません。

■貴重品 ・現金、通帳、印鑑、免許証や健康保険証など

※身分証明書などの原本をグッズのなかに入れてしまうと普段使いにくくなってしまうので、コピーを複数枚用意しておくのもおすすめです。

非常備蓄品の定番グッズ

「非常備蓄品」は電気・水道・ガスなどのインフラが途絶えた状況で、何らかの支援が整うまでの1週間程度を自宅で過ごすためのものです。

■飲料水・食糧 3日分
水、非常食品、レトルト食品、缶詰など

※水は1人1日3リットルを目安にしましょう。ミネラルウォーターは長期保存に向かないものもあるため消費期限をよく確認してください。給水を受けるときのために飲料水用のポリタンクや保存袋があると安心です。

■簡易トイレ

簡易組立タイプや、水洗トイレにセットするタイプのものなどが防災グッズとして販売されています。

■生活用品

簡易コンロ、固形燃料、ライター、缶切り ・毛布、ビニールシート、軍手

防災グッズの保管で気をつけることは?

非常用のグッズの保管については以下の3つを考え、保管方法や保管場所を決めることをおすすめします。
・自宅で最も滞在時間が長い場所
・持ち出しやすい形にまとめられてあるか
・持ち出しやすい場所に置かれているか

非常持出品の保管方法

「非常持出品」は両手があくリュックサックにまとめて保管するのがおすすめです。箱やカートは災害で道路が壊れたり障害物が多い場合などに、移動の妨げになるので緊急避難時には不向きです。家のなかで滞在時間が最も長い寝室や、玄関などに置いておくのがおすすめです。

非常備蓄品の保管方法

「非常備蓄品」は自宅が倒壊したり家具が倒れたりしても、どれかは確実に取り出せるように分散して保管するのが基本です。玄関、寝室、リビングのほか、押入れ、クローゼット、ガレージ、物置など潰れにくい頑丈な場所に分けて置いておきましょう。

ローリングストック法とは

災害時に食べれるような食糧や水を普段から少し多めに買っておき、日常生活で使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の非常用食糧を家に備蓄しておく方法をローリングストック法と言います。ローリングストック法で大事なのは古いものから使うこと、そして使った分は必ず補充することです。補充を怠ったタイミングで災害が来る可能性もあるため、消費した分の補充は必ず直後に行いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。防災グッズを用意するにあたって、避難所に避難する際に緊急で持出すものと、在宅避難の際に備蓄しておくもので分けて考えるとわかりやすいですね。何を用意したらいいかわからない、多すぎてどこで買えばいいかわからないという方は、リュック付きの防災セットも販売されているので、そちらでまとめてそろえておくのもおすすめですよ。

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